CASE
活用事例
長崎県立ろう学校(長崎県)
安心と安全を届ける
「見える校内放送」
~文字と映像で迅速な情報連絡を実現~
- 学校放送
- デジタルテレビ
- 防災情報通知
明治31年創立の長崎県立ろう学校は、「強く・正しく・心豊かに」を校訓にした、長崎県大村市にある県立特別支援学校である。幼稚部から専攻科を含む高等部まで一貫した教育を行う事により、積極的に社会参加し、社会の発展に寄与できる健康で明るく心豊かな人間の育成を教育目標に掲げている。平成30年4月の新校舎の竣工にあわせて、みらいスクールステーションが導入された。その導入の経緯や活用方法に関してのお話を伺った。
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「見える校内放送」の導入
ろう学校の運営は、非常時に正確な情報を迅速に子ども達、教職員に届けることを優先しなければならない。そのためには、音声放送や警報音と共に“視覚的な情報”で補う必要がある。同校では、モニター、シグナルタワー、火災報知器に「みらいスクールステーション」を連携させた「見える校内放送」を活用されている。例えば、火災発生の際には、火災報知器で警報音を発報しつつ、各教室や廊下、昇降口にあるテレビモニターへ避難情報を映し出される仕組みだ。テレビモニターに何らかの情報が配信される際には、各所にあるシグナルタワーが点滅。子ども達の注目を引き付けるように配慮されている。
安心安全を届けるシステム
「これまでは、文字情報のみの表示される電光掲示板を使用していたが、みらスクは、モニターに映像付きの文字情報を配信でき、さらに火災報知器やシグナルタワーとも連動する。情報が正確かつ迅速に子ども達へ伝えられるようになった」「みらスクは、重要な情報配信ツールだ」と語るのは、現場の先生方だ。火災が発生した際は発生場所に応じて、逃げる場所も変わる。緊急情報コンテンツをいくつか制作しておけば、きめ細かな情報を分けて配信できる点にも期待が寄せられている。近年、集中豪雨や地震、猛暑などによる気象災害が増えてきている中で、みらスクを活用した「見える校内放送」は、学校運営の安心安全に欠かすことのできないシステムとなっている。
非常時と平常時で活用
みらスクは、非常時だけではなく、平常時でも活用されている。校内各所のモニターには、始業、終業の音声チャイムと同時に授業開始(終了)の合図が表示されたり、日常の連絡事項が配信されたりしている。また、授業では、デジタル教材の提示端末としても活用されている。日常生活の中で高い頻度で活用されており、さまざまな業務の効率化に役立っている模様だ。
みらいスクールステーションと校内放送の連動
お客様の声
多角的な情報配信が魅力
平成30年4月の新校舎の開校に合わせて、みらスクを導入しました。導入の決め手は、操作方法がとても簡単な点にあります。授業で使用するデジタル教材のファイルは、職員室のパソコンから共有サーバーにドラック&ドロップで入れるだけ。教室では、リモコン操作だけで教材を掲示でき、ファイルを大きく表示させたり、スライドさせたりして使用しています。従来のプリント配布中心の授業とは異なり、テレビモニターの活用によって、子ども達の顔が上がり、授業の理解度が高まっていくと考えています。また、簡単操作であるため、各先生のデジタル教材の活用頻度があがるだけでなく、教材が共有化され、さらに編集が加わっていくことによって教材自体の質が高まっていくことにも期待しています。本校では、避難訓練でもみらスクを活用しています。ろう学校では、非常時に文字・映像で視覚的に情報を届けることがとても重要です。火災報知器・シグナルタワーと組み合わせるなど、多角的な情報配信が実現できるのは、とても魅力的です。これからも、火災や自然災害が起こりえるため、事前に様々なシチュエーションを想定したコンテンツを用意しておき、子ども達や教職員の安心安全の確保に努めて参りたいと思います。
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